Pygmalius Derius Giapponese fecit Tokio anno Domini standard 2008 素晴らしい一本です。 ピグマリウスはスタンダードのレベルが高いので、初めて手にされる方におかれましても、音色の楽しみに触れやすいです。 材質、本体の作り込み精度ともにハイレベルに丁寧なもので、細部の仕上げの品質からも上品な風格が漂う、まるで新作イタリアンのような佇まいの一本です。 表板には目の詰まったスプルース材、側面と裏板は美しいフレイムメイプル材と、贅沢な材料が使用されています。 フィッティングパーツ（ペグ・テールピース・あご当て）は新品のボックスウッドの高級品に交換済みで、指板の再研磨および駒、魂柱の調整メンテナンスを実施ずみです。 お伝えすべき点として、こちらの楽器は、スクロール裏　（7枚目の写真）のわずかなニス剥がれ傷と、本体右上部（1、2枚目の写真で見えます）に3ミリほどの小さな凹み傷がございますが、楽器の性能上まったく問題になるものではありません。 その分、お値段を少しお安く設定しています。 そのほか経年による小傷は数カ所ございますが全体的にとても綺麗で、そのまま演奏していただける、健康的なコンディションの楽器です。 音色は温かくふくよかで明るい傾向で、長時間試奏しても耳が疲れないもので、個体差の大きなバイオリンの中でも「当たり」の一本です。 倍音の豊かさ、鳴らしやすさ、音程の取りやすさ、音の立ち上がりにおいて素晴らしいです。 弾いていると、時間を忘れて幸せな気分に浸れる、素敵な個体です。 練習に用いれば気持ちよく、効率よく上達するための一助となる楽器だと感じます。 お好みによっては魂柱の微調整などでさらなる個性やポテンシャルを引き出すことのできる懐の深い個体です。 良質な木材で製作されているゆえに、時間の経過によって楽器の木材の呼吸が落ち着き、狂いや歪みの生じにくい、安定した状態です。 ◆付属品 ハードケース：スーパーライト 弓：新品カーボン弓（定価3万円クラス） 松脂、KUN肩当て GDA弦はドミナントが張ってあります。 プラス2,000円で全弦アジャスター仕様（黒ベース、ゴールドスクリューのファインチューナー4個）にすることもできますので、必要な方はご購入前にコメント欄よりお知らせください。